2021/05/04

【'21/05/01】中津川鮎遡上確認、昭和用水頭首工では姿は見えず

 いよいよアユ釣りシーズン間近、あと一ヶ月と迫りました。

今年の遡上は?気になる所ですね。😀

昭和用水頭首工下より

そこで、

【1】神奈川県内水面漁業振興会の公開データー相模大堰アユ遡上調査速報(4月)をグラフにしてみました。


昨年比、横軸に日付、縦軸に最高気温と累計尾数です。

先ずは遡上数ですが、今年(赤折れ線)は4月20日頃より多くなっているのが分かります。点線の気温ですが、昨年(青点線)は15℃以下でしたが、今年はそれ以上で、20日以降は16℃以上と全般に高めですね。

相模大堰アユ遡上調査速報(4月) 相模大堰右岸下より(両岸に魚道あり)

月末累計有効数は、'21年-2,208,590尾/17日、'20年-1,975,504尾/14日で、今年は12%アップです。昨年より多いのか!?。
しかし、累計尾数には落とし穴があり、それぞれ遡上有効日数に違いがあったり確認場所が異なったりしていることが分かりました。よって、平均化して見るのが妥当と考えると、下表の様になり、昨年よりマイナス(遡上は悪い!)としてみるのが適当かと思われます。

でも見方は色々で、計測条件(目視カウント、環境等々)の難しさなどあり、平均が良いのか?も議論の余地があるでしょう。まあ参考程度にしておきましょう。


【2】中津川昭和用水頭首工での実態調査

相模大堰での遡上調査はその名の通り相模川です。この堰の上流には中津川を始め、支流があり堰直近では小鮎川・荻野川・貫抜・鳩川などがありそれぞれに遡上します。ですので、どのように分配されていくのか不明です。

先ずは、中津川最初の堰である「昭和用水頭首工」に行ってみました。小一時間ほど魚道や堰堤下を目を凝らして見ていましたが、残念ながらその姿を見る事は出来ませんでした。

カワウが数羽堰下を覗いていたので、皆無ではないと思われます。時間帯が悪かったのかもしれませんが、それにしても姿は見えずじまいでしたので、天然遡上は期待薄でしょうか。😒

堰堤下なーんにも

カワウ